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日本の漫画の優位性

英語で漫画描くたびに、思うんだ。
日本の漫画がいかに優位であるかということを。

日本の劇画がアメコミの影響を受けてきたことはよく知ってます。
でもやっぱりね、翻訳家に丸投げするのではなく、実際に英語で漫画描いてみると痛感するんですわ。日本の漫画、と言うか、日本語がいかに漫画に適しているかということを。

ちなみにリアルフレンドの方々はみんなご存知だと思いますが、一緒に作業する家内が、生粋のアメリカ人で、作詞など、文章力にも長けているので、私自身の英語力というので判断したのではありません(笑)。


日本語がナゼに漫画に適しているか。
言い換えれば、日本語という言語がいかに漫画を成長させるのに役立ったかと言うと。

ひとつは「擬音語、擬態語が豊かである」ということ。
ドーーン、とかバーーーンとか、ガリガリとか、ザクッとか。
漫画には必須でしょw。書き文字として。
書き文字っていうのは、目で見る効果は絶大で、単なる音の説明だけではなく、画面にメリハリと緊張感を与えるのに非常に大きな位置を占めています。
これがね、英語は本当に少ないんだ。
音を表記するという文化が非常に低い。
加えて、「ウギャーーーー!!」という悲鳴だったり、「グオオオオオ!」といううなり声だったり、「ウワ~~~ン!」という泣き声、「「グググッ」と力を込める音。
こういうのが英語で書けない。
無理して日本語のままの音をアルファベットに書き換えてることも出来るには出来るが(ほとんどの日本漫画の翻訳物はこれをやってます)、実際にはまったく通じない。うなり声なんか、英語圏の人間だから出してないって訳ではなく、実際なんらかの声を出したりしてるにも関わらず、それをみんなが解るように表記できないんだ。
私ね、表記できないってのは、それがその言語の底の浅さだと思うんだ。
「ギャアアアアア!!」だったり、「ぬおおおおお!!」だったり、ドカーーンだったりグシャ!!だったりの表現のない漫画って想像出来ます??すんげえつまらなそうでしょ(笑)。

毎度苦労するし、こっちがフラストレーションの溜まる第1の部分がそこね。
英語にしただけで、漫画が1段階つまらなくなるのがよく解ります。


その2は、「私」や「貴方」というものを表す表現の幅の無さ。
これは、もう誰もが知ってる通り。
英語には基本、「I」と「You」しかない。「Thy」とかいうのもあるにはあるが。。。
それに比べて、日本語の「わたし」、「わたくし」、「オレ」「おれ」「俺」、「ボク」「ぼく」「僕」(漫画においては字もキャラクターなので、同じ読みでも表記が違えば印象は異なる)、「おら」、「某」、「おいら」・・・
もう無数にあるし、たったそれだけでキャラが立つ。
どんな身分なのか、どんな性格なのか。。。

漫画はキャラクターですから、いかにキャラクターを立てていくかが最優先。
その部分で日本語ってのは、英語に比べて1歩も2歩も優位にたってるのがよく解ります。
英語ってホント、つまんねえよw。


その3。英語は表記するとやたらと長い。
もうこれが致命的ですな。
歌の歌詞書くとね、日本語って基本的に1音に一文字しかあてられなくて、ひとつの単語言うのにすごく音数かかるから、本当につっこめる言葉数少なくて困るんだけど(その点英語は1音にひとつの言葉乗せれたりするからね~)、漫画の場合は逆です。日本語って、本当に文字数少なくて表記できる。比べて、もう英単語の長いこと長いこと。ひとつの単語でも6文字7文字当たり前。しかも単語の間にはいちいちスペースが必要ときた。
これがもうウザイw。ちょっとのことでもえらいスペースかかる。
それがイヤだと、フォントを小さくするしかない。
そうすると迫力も半減だ。
加えてね、英語の表現って、基本言葉数もえらい多いんだ。
ディズニーチャンネルでやってる子供アニメのフィニアスとファーブにしたって、よく聞いてみると、1人の1回のセリフで一体どんだけしゃべくってるんだか。。。
あれを表記すること考えたらウンザリしますよ。
しかも、最近のアメリカのアニメも映画もドラマもひたすら「しゃべり」「しゃべり」「しゃべり」!!
そうしないとキャラが立たないってんなら、英語って(表現含む)、本当に漫画にはむかないよ。
吹き出しだらけの漫画なんてだれも面白いと思わないでしょ。てか、途中で読むのをやめるでしょう。
1つの吹き出しで、基本5行以上はご法度だからね。
でも、英語で吹き出しに入る長さで5行って・・・一体なに書ける??
日本のセリフの意味だけ拾うのだって、そんな長さでは一苦労だよ。

ただし、テレビドラマなんかでの俳優さんのセリフまわしなんかは、向こうの人が1枚も2枚も上手ですよね。長いセリフもよどみなく、サラ~~~~っとよどみなく言い切る。それがすごく自然なのですが、比べて、日本の役者。どのドラマ見ても、まるで句読点ごとにセリフぶつ切り。見慣れちゃって気にならないかもしれませんが、機会があったら意識して聞いてみてください。まるで本の朗読のようにブツブツ切って、まるで小学校の学芸会レベルですから。普通、だれもあんなしゃべり方しないってw。

あとは、理由は内緒ですが、右から読むという形態。
これはね、実は演出上とっても有利なんです。
ヒントは、普通人の顔見るとき、顔のどちら側を見るか、ということに関わっています。


それはそれとして・・・
最近ケーブルテレビで、あしたのジョーのテレビシリーズ観てますが、
いやあ~。やっぱりすごいね。
すごい迫力。
腹の底から怒鳴る声優陣。
叫び、吼えまくる主題歌(笑)。
そして、特に力石とジョーの最後の戦いの後半の、「線」の強さ!!
線が生き物のように、空恐ろしい迫力を出している。

どれも今のアニメ(ほとんどチラ見しかしたことないのだけれどw)には無いものですなあ。

私が今のものがつまらなく感じ、昔の古臭いものに魅かれる理由は、これらの捨て去ってきてしまった部分なのでしょうね。
漫画って人間ドラマなんだから、人間の内面をえぐるような表現を追及するべきなのに、それをチャラチャラと捨ててきてしまうとは。。。

小池先生はキャラクター原論に加えて、現代用にキャラクター新論を造ったようですが、私にはそちらにはやっぱり興味ありません。
原論で十分w。

でもね、この原論すら知らない人がたくさん。
もったいないね~~。



あ~~~。とにかくこれでようやく本厄を乗り越えました。
強烈な肋間神経痛まで出るようになって、本当にきつかった。
筋肉痛やコリと違って、動けば痛み収まるってんじゃなく、ちょっと動くとやがて激痛が襲ってくる。さすっても痛みがおさまらない。酷い時には息も絶え絶えになるくらいだから、じっとしてるしかない。
最近ほぼ収まってきましたが、連日これが出ていた時には本当にきつかったです。
でも、検査の結果、心臓でも肺でも、その他の臓器のせいでもないんだよね。
背骨のどこかがヘルニア状態なのかな??

まあ、これから少しずつ良くなる1年であって欲しいものです。
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懐かしい話題な気がしてついフラフラと…

こんばんは。
漫画もコミックスも120%とーしろのきつねです。

Adam Hughesがカバー描いてた頃のWonder WomanとかCat Womanは好きだったんすよねぇ。
カバー画だけがエカッタんですけど。(笑)
その頃読んだこんな記事の存在を思い出しちまいましたです。
http://www.comicsbulletin.com/pb/110088256276289,print.htm

少子高齢化で雑誌の有り様も変わるでしょうし、国際市場のニーズや電子ペーパー等々の環境変化の中で、漫画そのものも変わっていくんでしょうかねぇ?
おじさん化が急速に進んでまして、昔はエカッタっちゅうモンが増え続けてる気もします。(いかんな…爆)

お体、くれぐれもお大事になさって下さいね。

No title

こんばんは、私もジョー見てましたよ。
先日亡くなった細川さんの劇場版もいいけど、テレビ版ならではの良さを再認識。
おかげで最近は力石のテーマヘビーローテーション中です。

アメコミにはアメコミの味がありますが、
表現において、日本語の優位性ってのはありますね。
仕事でシナリオ書いたりすることもあるんですが、
一人称や語尾だけでキャラが立つのは本当に便利ですね。

お~~!お久しぶりです!!

お久しぶりです。きつねさん!
きつねさんとお喋りできなかった日々は寂しかったですよww。

私も、昔はえかった病にかかってる1人です(笑)。

ただ、やっぱりよく考えると、確かに多感な時期に読んだ物の影響には、十分大人になってから受けるインパクトは及ばない、という順番の問題もあるでしょうけど、総じて昔の物の方が、無駄なものをそぎ落とし、フォーカスのしっかりしたものが多かった気がします。

雑誌や、メディアの変換期で、先行きが見通せないからこそ、それに一喜一憂して日和るより、どの時代でも面白い、力技を磨くべきだと実感している日々です~。

リンクの記事。。。
このところ毎日英語との格闘ばかりで、こんな長い英文読む気力が生まれませんがw、私、オタクって基本的に苦手で、彼らの考え方って知りたいって思わないんだよなあ~(笑)。

どうも、ぶらあどさん♪

そう言えばつぶやいてらっしゃいましたね~ww。

月に吼えてひと~~り
うおおおおおおおお!!

ってやつですねww。
カラオケであるところ見つかりました?
あの歌、2番3番ってあるんでしょうか?

ぶらあどさんも、微妙にジャンルは異なりますが、基本同じ側ですもんね~。
そちらもそうでしょうけど、時代が進むにつれて、主題に関係ない細かいディテールばかりを要求されるようになり(私からしてみると余計なことなのですが)、それが故に無駄に長くなるようになりましたね~。
個人的には、(あまりよく知りませんが)エヴァンゲリオンのように、発射までのプロセスばかり異常にながくて時間割くより、あしたのジョーのように、人間の内面を時間一杯使って描く方が好きです。

ちょっとやそっとの、辻褄合わないのなんていいじゃありませんかw。
辻褄をいちいち拾っていくと、物語ってスケール小さくなっていくんですよね~~。
プロフィール

月影鵺!

Author:月影鵺!
不人気クリエイター月影鵺のブログにようこそ!このブログでは私が手を出している製作活動やら、日頃のボヤキなどを書いていく予定ですw。
主に1/6可動人形や、音楽製作で気付いたこと、また、たま~に漫画のことも書くかもしれません(笑)

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